死因が「むし歯」?
皆さん、こんにちは!
久里浜駅前にある歯科、久里浜グリーン歯科です。
いきなりですが、「むし歯」で死ぬことがある!って言われたら、どう思いますか?
信じられますか?
実際、江戸時代においては、「むし歯」が死因の上位を占めていたとも言われています。
当時は、今ほど食べ物に砂糖などの甘味料が使われていた訳ではありませんから、そこまでむし歯の進行は早く無かったと推測されます。
しかし、まともな歯科治療は普及していませんから、むし歯が一旦悪化すると大変だったことは想像に難くありませんね。
一応、歯の治療を生業とする人は存在していたようですが、ちゃんとした治療を受けられるのは一部の人のみで、一般の人にいたっては、力任せの「抜歯」が多かったようです。
ちなみに、むし歯が原因で死亡と書きましたが、厳密には「敗血症」ということになります。
※敗血症とは・・・、細菌、ウイルス、真菌が血液中に入って全身に回り、臓器不全など全身症状をともなう病気のこと。
むし歯の細菌が血管を通して、心臓や肺、脳などに運ばれてしまうのですね。
あまり耳にすることは無いかもしれませんが、実は今でもむし歯が原因で死亡している人はおり、世界中で報告されています。
2013年には、イタリアに住む18歳の女性がむし歯を放置した結果、敗血症にかかり死亡。
2011年には、アメリカで24歳の男性が親知らずのむし歯を放置し、菌が脳に達してしまい死亡。
皆さんに、「むし歯を放っておくと、死んでしまいますよ!」と脅かすつもりは全くありません。
歯科治療が確立された現代においては、むし歯が原因で死亡してしまうケースは、正直稀です。
とは言っても、歯科医療が進んだ現代においても、悪化したむし歯を痛み無く、1回の治療で治すのは難しい場合が多いです。
患者さんの口腔内のことを考え、なるべく歯に負担を掛けず、なるべく抜かずに治療をしようとすれば、必然的に時間(回数)も掛かるのです。
たまに誤解される方もいらっしゃいますが、歯科医師の都合で故意に治療を引き伸ばしている訳では無いのです(苦笑)
そういう意味でも、「治療で何度も歯医者に通いたくない!」という方は、数ヶ月に1度の定期検診を是非受けて下さい。
そうすれば、万が一むし歯が見つかった場合でも、すぐに治療が終わり、結果として時間も費用も最小限に抑えることができますから。
久里浜グリーン歯科:https://www.kurihamagreen-dental.jp/
〒239-0831 神奈川県横須賀市久里浜1-3-17 鈴栄メディカルビル 3F
「京急久里浜駅」「JR久里浜駅」どちらからも徒歩約1分
診療時間:9:30~12:30/14:30~19:30
休診:祝日