久里浜でも実施中!「8020運動」とは?
皆さん、こんにちは!
久里浜にある歯科、久里浜グリーン歯科です。
さて、今回のテーマは、「8020(ハチマル・ニイマル)運動」です。
厚生労働省と日本歯科医師会が旗振りとなり、1989年から行っている啓発活動なので、 聞いたことがある方も多いものと思います。
どういった啓発活動なのかと言えば、名前の通り、
『80歳の時点で自分の歯を20本以上残しましょう』
というものです。
何故、こんな運動が始まったのか?というと、もちろん理由があります。
戦後、日本は先進国の仲間入りをしていますが、歯に対する国民の意識は高くないのが実情でした。
そのため、少し前まで日本人の75歳時点において、2人に1人は総入れ歯。
80歳では、平均5本しか自分の歯が残っていないというほどだったのです。
「別に、義歯・入れ歯でもいいじゃないか?」
という人もいるかと思いますが、厚生労働省にとっては見過ごせない事実があるのです。
それは、歯科診療医療費が年間2兆7368億円(2013年度)にものぼっており、 大きく削減する必要があるのです。
現在の支払い体系は、治療すればするほど国が支払う医療費が掛かるシステムになっているので、 みんなが治療ではなく、予防に励めば大きく削減できる可能性があるのですね。
そして、「8020運動」は皆さん自身にも大きめメリットがあります。
「自分の歯の本数」と、「健康」への関連性は有意の差が出ており、歯が残っていればいるほど、健康体である可能性が高くなっているのです。
つまり、80歳で自分の歯が20本以上残っている人は歯だけでなく、全身の健康状態が良好である可能性が高いということです。
では、この「8020運動」を実現するためには、具体的にどういったことが必要なのでしょうか?
歯科医師の立場から言えば、「年に数回、歯科医院に定期的に通い、クリーニング&チェック&フッ素塗布といったことをしてもらう」というのが、最善策の1つであると思います。
保険制度の違いからか、アメリカ人の80%は定期的に歯科医院に通う習慣があるそうです。
大きな治療ほど、自分が支払う治療費(保険代を含む)が膨大になることもあり、予防意識が高いのでしょう。
ですが、日本人はわずか数%。
日本でも、歯科がもっと皆さんにとって身近な場所になればと思います。
久里浜グリーン歯科:https://www.kurihamagreen-dental.jp/
〒239-0831 神奈川県横須賀市久里浜1-3-17 鈴栄メディカルビル 3F
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診療時間:9:30~12:30/14:30~19:30
休診:祝日